2009年01月05日
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「熱中時間 暗渠熱中人・加瀬竜哉」を見る・加瀬氏の歌う「春の小川」は泣けた!!

Written By: 川俣 晶連絡先

五輪橋|no river, no life Blogより

明後日、1月5日はNHK BS-hi/蔵出し熱中時間(正午~)にて暗渠熱中人・加瀬竜哉on airです。渋谷川の"現在(いま)"をお伝えします。

お見逃しなく。

 というわけで、今日の熱中時間を見逃さないで見られました。あれだけ再放送したのだからもう無理だろうと思っていたら、更に再放送してもらえて良かった!

 NHKの始めた「有料で昔の番組がネット見られるサービス」にも無かったので「これが見られますか?」と質問を送っておきましたが、それも効果があったのかな?

木の板 §

 木の板の暗渠を見つけて喜ぶ加瀬さん。確かに私も「木」は見たことがない気がします。こういうシーンをきちんと放送に組み入れる編集センスは良いですね。

帽子 §

 加瀬さんの幼少時代の写真。

 一緒に見ていた母が、同じような帽子を私もかぶっていたと証言。

 やはり同い年です。

§

 「春の小川」という歌で心が動くことがあるとは思っていませんでした。

 しかし、加瀬さんの歌は本当に心に染み入りました。

 歌手としての力量、表現者としてのセンス、歌唱そのものに込められた本物の心情など、どれを取っても極上です。

 たぶん、他の歌手がいくら上手く歌っても、このように正しく歌うことはできないでしょう。

 いやほんとに。「春の小川」問題のようなテーマには、根っからの都会人の私はかなり白けた印象を持っていましたが、この歌は本当に心が動きました。

富士山 §

 今回の放送は、2エピソードの連続放送でした。加瀬さんの前に登場したのは、「ほぼ毎日富士山を登る」という佐々木さんですが、実はこちらの方も興味深く見ていました。個人的に「足だけはおいらを裏切らない」(裏を返せば他の身体の部位はいくらでも裏切る)という印象を持つ自分にとって、ひたすら歩いて富士山を登っていく佐々木さんは他人に見えません。もちろん、佐々木さんほどは歩けませんが、たぶん歩き慣れない「素人」と一緒に歩けば、彼らがギブアップさせるぐらいは歩けると思います。

 そして「暗渠趣味」というのは、そういう「歩行」に支えられているのも事実です。水路跡の探索とは、まさに歩いて歩いて歩き続ける趣味です。

 そういう意味で、実は底辺でテーマに一貫性がある放送かな……という気もしました。

 後から追記: 靴底があっという間にすり減ってしまう、という話も共感しました。購入する靴の種類によっては、ただ普通に延々と散歩しているだけで、素早くすり減ります。もちろん、あれほど高価な靴ではないし、一ヶ月で終わるということもありませんが。

まとめ §

 いい番組を見られました。

 いや本当に。

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